5. 年金と貯蓄の現実に向き合い、老後生活を安定させよう
高齢者世帯の多くが「生活が苦しい」と感じている背景には、物価高や医療・介護費用の上昇といった要因があります。
70歳代の夫婦世帯は、平均的な生活費が年金額を上回るため、貯蓄を取り崩さざるを得ない状況にあります。
また、貯蓄額も世帯ごとの差が大きく、資産を十分に持つ世帯と、ほとんど保有していない世帯との格差が広がっています。
今後も安心して暮らすためには、年金の見込み額を早めに確認し、生活費の見直しや資産運用、就労収入の確保など、自分に合った方法で備えていくことが大切です。
参考資料
加藤 聖人
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
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CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)