1.2 富裕層は約2.75%、超富裕層は約0.21%
日本の全世帯数は5570万4000世帯とされており、野村総合研究所の同推計によると、富裕層は153万5000世帯存在し、その割合は約2.75%となっています。
また、超富裕層は11万8000世帯で、全体のわずか約0.21%です。
富裕層と超富裕層を合わせても3%未満にとどまっており、「富裕層」に該当するのはごく一部の限られた世帯のみになっていることがわかります。
純金融資産額を見ると、富裕層が保有する金額は334兆円で、超富裕層が保有する金額は135兆円です。
富裕層と超富裕層だけで469兆円を保有していることになり、全世帯の純金融資産保有額約1795兆円の26.1%を占めていることになります。
つまり、わずか3%未満の富裕層・超富裕層世帯が、日本の純金融資産保有額の4分の1強を占めているのが現状です。