2. 【専業主婦】厚生年金に加入した期間があるケース「年金額をシミュレーション」
先ほどは、会社員や公務員経験がない専業主婦の年金受給額を紹介しました。
ただし、会社員や公務員経験が一定期間ある専業主婦は、厚生年金を受給できるため、国民年金のみを受給するケースと比べ年金受給額は増えます。
厚生労働省の公的年金シミュレーターをもとに、シミュレーションした結果をご紹介します。
2.1 「主婦の年金をシミュレーション」20~23歳・平均年収300万円の場合
たとえば、1975年生まれで20~23歳にかけて平均年収300万円で働き、その後は専業主婦※となった場合、年金受給額は月に約7万4000円です。
※「第3号被保険者」の期間:24歳~59歳のケース
2.2 「主婦の年金をシミュレーション」20~31歳・平均年収400万円の場合
また、1975年生まれで20~31歳にかけて平均年収400万円で働き、その後は専業主婦※となった場合、年金受給額は月に約8万9000円となります。
※「第3号被保険者」の期間:32歳~59歳のケース
専業主婦期間以外の会社員や公務員期間が長く、平均年収が高い人ほど、年金受給額が高くなる傾向にあります。