3. クレマチスを翌春もたくさん咲かせる!開花後の「剪定や育て方」4つのコツ

クレマチスを翌春も咲かせるコツをお伝えします

剪定ばさみでクレマチスを剪定している様子

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3.1 剪定

クレマチスの剪定方法は品種(花の付き方)によって異なります。剪定の時期も品種によって異なるため、確認してから作業を行いましょう。

  • 旧枝咲き:前年に伸びた古い枝に花が咲くため、咲き終わった花のすぐ下で軽く切る「弱剪定」をおこなう
  • 新枝咲き:春に伸びた新しい枝に花が咲くため、地表から数節を残して深く切り戻す「強剪定」をおこなう
  • 新旧両枝咲き:新旧両方の枝から花が咲くため、伸びた新しい枝を半分ほど切り戻す

3.2 水やり

秋~冬にかけては、夏の生育期に比べて水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いてから、たっぷりと水を与えましょう。冬は休眠期に入るため、水やりは控えめに、乾かし気味に管理することが大切です。

3.3 肥料

肥料は追肥として、液体肥料を9~10月にかけて1回与えましょう。休眠期に入る11月以降は追肥の必要はありませんが、12~1月頃に寒肥として、固形の緩効性肥料を施しておくと、翌年の開花に向けて株が充実します。

3.4 冬越し

冬は鉢を置く場所に注意が必要です。クレマチスは寒さに強いですが、冷たい風や霜が直接当たる場所は避けたほうがよいでしょう。

寒冷地では、軒下や風が当たらない場所に移動させたり、マルチングで根を守ったりする工夫をしましょう。温暖な地域では、日当たりの良い場所に置いて株をしっかりと休眠させることで、翌春に元気に花を咲かせるための準備が整います。

4. 鉢植えクレマチスで秋も庭を華やかに

狭い庭やベランダでも、鉢植えで美しい花を楽しめるクレマチス。四季咲き品種は春~秋まで長い期間庭を彩ってくれるのが魅力です。

管理のコツをつかめば、初心者でも手軽に育てられます。お気に入りのクレマチスを鉢植えにして、庭を華やかに演出してみませんか。