エレガントな花姿で「つる性植物の女王」と呼ばれるクレマチス。秋にも花を咲かせる品種が多く、春の華やかさとは違う、落ち着いた雰囲気が楽しめます。

鉢植え向きの品種は、狭い庭やベランダでも気軽に育てられるのが魅力。今回は秋にも開花する鉢植え向きのクレマチスを7品種、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、開花後のクレマチスを、翌年の春にまた咲かせるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「秋にも開花する鉢植えクレマチス」にまつわるあれこれ

秋にも開花する鉢植えクレマチスをご紹介します1/9

ピンク色の花びらの外側が白色の、クレマチス

Cristina Ionescu/shutterstock.com

  • 秋にも開花する《鉢植え向きクレマチス》おすすめ品種7選
  • クレマチスを翌春もたくさん咲かせる!開花後の「剪定や育て方」4つのコツ

クレマチスは品種によって花の付き方が異なり、それによって剪定方法も異なります。そのため、この記事では品種名の後に咲き方の種類を記載しています。お手入れの際の参考にしてくださいね。

2. 秋にも開花する《鉢植え向きクレマチス》おすすめ品種7選

2.1 シーボルディ(新旧両枝咲き)

独特な花姿が美しい「シーボルディ」2/9

中央が紫色、外側が白色の、シーボルディの花

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濃い紫色の中央部と、白い花弁とのコントラストが際立つシーボルディ。日本でなじみ深いテッセン(鉄仙)にも似ており、和・洋どちらの庭にも合う独特な美しさがあります。

性質は強健で育てやすく、初心者にもおすすめの品種です。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.2 ウィズリー(新枝咲き)

青紫色のシャープで涼やかな花「ウィズリー」3/9

青紫色の花を咲かせている、ウィズリー

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ウィズリーは青紫色の花弁と黄色い花芯のコントラストが鮮やか。スッキリとしたシャープな形の花が咲き、涼やかな印象を与えます。

花が中輪のほどよい大きさで、比較的低い位置から開花するため、鉢植えにピッタリです。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.3 ハーグレイ・ハイブリッド(新枝咲き)

光沢のあるピンクの花びらがエレガントな「ハーグレイ・ハイブリッド」4/9

淡いピンクの花を咲かせている、ハグレー・ハイブリッド

Eleni Saitanidi/shutterstock.com

桜貝のような光沢のある淡いピンクの花が咲くハーグレイ・ハイブリッド。中央の赤い蕊(シベ)が美しく映え、やや波打つような花弁がエレガントです。

花付きがよく、株いっぱいに花を咲かせるので、見ごたえがあります。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.4 ニオベ(新旧両枝咲き)

大人っぽいワインレッドの花「ニオベ」5/9

ワインレッドの花を咲かせている、ニオベ

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ニオベは深みのあるワインレッドの花が大人っぽい雰囲気。光の当たり方によって色が変化するため、見るたびに異なる表情を楽しめます。

強健で育てやすく、病気に強いのもうれしいところです。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.5 フルディーン(新枝咲き)

気品あるパールホワイトが美しい「フルディーン」6/9

白い花を咲かせている、フルディーン

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透き通るような純白の花が魅力のフルディーン。パールホワイトの花弁は光に当たるとキラキラと輝き、気品のあるたたずまいです。

晩春から秋まで繰り返し咲き、株いっぱいに白い花をつけます。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.6 ロウグチ(新枝咲き)

釣り鐘型のユニークで清楚な花姿「ロウグチ」7/9

青紫色の花を咲かせている、ロウグチ

Svetlana Mahovskaya/shutterstock.com

釣り鐘のようなユニークな形をした花が特徴のロウグチ。日本で生まれ、花付きのよさや生長の早さで、海外からも高い評価を得ている品種です。

濃い青紫の花がうつむくように咲く姿が清楚で、見る人を引きつけます。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

2.7 レベッカ(新旧両枝咲き)

ゴージャスで存在感のある真っ赤な花「レベッカ」8/9

真っ赤な花を咲かせている、レベッカ

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レベッカは人目を引く鮮やかな真紅の大輪花が印象的。花弁にはベルベットのようなソフトな手触りがあり、ゴージャスで存在感のある花姿です。

次々と新しい花を咲かせてくれるので、長い期間花を楽しめます。

レベッカは旧枝咲きの系統ではありますが、新枝からも咲く性質があります。剪定は旧枝咲きと同様の方法で行うのがおすすめです。

※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)

3. クレマチスを翌春もたくさん咲かせる!開花後の「剪定や育て方」4つのコツ

クレマチスを翌春も咲かせるコツをお伝えします9/9

剪定ばさみでクレマチスを剪定している様子

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3.1 剪定

クレマチスの剪定方法は品種(花の付き方)によって異なります。剪定の時期も品種によって異なるため、確認してから作業を行いましょう。

  • 旧枝咲き:前年に伸びた古い枝に花が咲くため、咲き終わった花のすぐ下で軽く切る「弱剪定」をおこなう
  • 新枝咲き:春に伸びた新しい枝に花が咲くため、地表から数節を残して深く切り戻す「強剪定」をおこなう
  • 新旧両枝咲き:新旧両方の枝から花が咲くため、伸びた新しい枝を半分ほど切り戻す

3.2 水やり

秋~冬にかけては、夏の生育期に比べて水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いてから、たっぷりと水を与えましょう。冬は休眠期に入るため、水やりは控えめに、乾かし気味に管理することが大切です。

3.3 肥料

肥料は追肥として、液体肥料を9~10月にかけて1回与えましょう。休眠期に入る11月以降は追肥の必要はありませんが、12~1月頃に寒肥として、固形の緩効性肥料を施しておくと、翌年の開花に向けて株が充実します。

3.4 冬越し

冬は鉢を置く場所に注意が必要です。クレマチスは寒さに強いですが、冷たい風や霜が直接当たる場所は避けたほうがよいでしょう。

寒冷地では、軒下や風が当たらない場所に移動させたり、マルチングで根を守ったりする工夫をしましょう。温暖な地域では、日当たりの良い場所に置いて株をしっかりと休眠させることで、翌春に元気に花を咲かせるための準備が整います。

4. 鉢植えクレマチスで秋も庭を華やかに

狭い庭やベランダでも、鉢植えで美しい花を楽しめるクレマチス。四季咲き品種は春~秋まで長い期間庭を彩ってくれるのが魅力です。

管理のコツをつかめば、初心者でも手軽に育てられます。お気に入りのクレマチスを鉢植えにして、庭を華やかに演出してみませんか。