3. 平均貯蓄額を目指す!「減らすとお金が貯まる習慣」5つ

ここからは減らすとお金が貯まる習慣をご紹介します。

3.1 買い出しやATM利用の回数

食料品や日用品を買うために出かけるスーパーやドラッグストア、コンビニなど。その買い出しの回数が多いほど「これ美味しそう」「あったら便利かも」「試してみたい」など「ついで買い」をしやすくなります。

買い出しの回数が多いほど「ついで買いの機会」を増やしていることにもなるので、はじめから回数をある程度固定して機会を減らしてしまいましょう。

また、ATM利用についても手数料がかかる場合があります。手数料までに気を配り、無駄な出費を抑える意識をもちましょう。

3.2 ゆるい自分へのご褒美

忙しい日々の中での自分へのご褒美は大切です。「これがあるから頑張れる」というものは複数もっておきたいですね。

一方で、「一度の金額が少ない、ゆるめの自分へのご褒美」は回数に要注意。気づかぬ間に回数が増え、月の総額をみると想像以上というケースもあります。

高額な自分へのご褒美ほど回数を意識しますが、ゆるめのご褒美は回数への意識が下がりますし、記憶に残りにくいもの。適切な回数を考えてみるとよいでしょう。

3.3 見栄のための買い物

本当に自分が欲しいもの、必要なものを買っているのならよいですが、見栄のための買い物はお金を減らすだけになるかもしれません。

SNSなど情報を取り入れる手段が多様化している現代。一方で、見栄や憧れによる感情から、本来必要のないものを買ってしまった人もいるでしょう。

情報が多い時代だからこそ「本当に自分には必要?」と考える習慣をつけましょう。

3.4 「なんとなく」の行動

「なんとなく外食」「なんとなくショッピングモール」など、なんとなくの行動は意外と多くありませんか。なんとなくで出かけた先の出費が積み重なるとすぐに万単位で出費が増え、意外と大きな金額になっている場合があります。

また、次にも繋がりますが「なんとなく貯金」も要注意です。

3.5 お金への無関心や漠然とした不安

減らすことで最もお金が貯まりやすい一つとして、お金への無関心や漠然とした不安があります。お金について具体的な確認を行うことでモチベーションが保てたり、情報収集を行うことで資産形成ができたりしやすくなります。

たとえば老後資金について、漠然とした不安を抱えている方は多いと思います。漠然とした不安の中、なんとなく老後資金を貯めようと思っても、モチベーションが続きにくいでしょう。

まずはねんきんネットで、自身の老後の年金見込み額(月額)を確認すること。そこから税金や社会保険料をひき、「1カ月に使える年金収入の目安」を把握する。そこから老後にかかる月の支出を引けば、「老後の生活費は赤字か黒字か。赤字なら月いくら、年いくら足りないか」がわかります。

月の生活費の赤字のほかに、老後使いたい旅行や趣味、また車や家電の買い替えや維持費、病気や介護費用などを試算することで、必要な老後資金の目安がわかるでしょう。

これに対し、月いくら貯金をすればいいのか。貯金できる金額が足りない場合は、支出をどう減らし(固定費のプランの見直しや削減など)、収入をどう増やすか(キャリアプランの再考や資産運用の検討など)を考えることで、対策もしやすくなります。

貯蓄は毎月一定額を貯めてから残りで生活する「先取り貯金」をすれば、お金も貯まりやすいでしょう。自動で毎月貯められる仕組みも取り入れると、ほったらかしでも貯蓄が可能です。

このように具体的に落とし込むことで、貯めやすくなる場合もあるでしょう。

連休最終日、これからのマネープランについて考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

宮野 茉莉子