今日は3連休の最終日。忙しい日々の中、連休で普段よりゆっくりと考える時間がある方もいるでしょう。

今年も残り約3カ月半です。物価高が続く中、「今年も思うように貯蓄ができなかった」と思っていませんか。

貯蓄は漠然とするよりも、情報を集め、また自動的に貯まる仕組み作りなどを取り入れることで効果的にできるようになるところもあります。

今回は年代別に平均貯蓄額をおひとりさま・家族別にチェック。「減らすとお金が貯まる習慣」についてもご紹介します。

1. 【平均貯蓄額】おひとりさま「私の年代はいくら?」貯蓄1000万円超の割合も知りたい

まずは年代別の貯蓄額の平均と中央値を知ることで、貯蓄額の目安を把握しましょう。

今回は金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」より確認します(※金融資産は預貯金や生命保険、株式、投資信託などの金融商品を指し、日常的な出し入れや引き落としに備えている部分は含みません)。

1.1 【貯蓄額の一覧表】おひとりさまの貯蓄額の平均値と中央値

  • 20歳代:平均値161万円・中央値15万円
  • 30歳代:平均値459万円・中央値90万円
  • 40歳代:平均値883万円・中央値85万円
  • 50歳代:平均値1087万円・中央値30万円
  • 60歳代:平均値1679万円・中央値350万円

年代別の貯蓄額をみると、30歳代では平均で500万円近く、40歳代では800万円台、そして50歳代で1000万円を超えました。

一方で中央値を見ると60歳未満はいずれも100万円を下回っており、貯蓄に個人差があること、またまとまった老後資金を備える難しさもわかります。

貯蓄の目標として「1000万円」を目指す方もいますが、年代別の割合をそれぞれみていきましょう。