日本年金機構は、9月1日より順次、新たに年金生活者支援給付金の対象となる方に「請求書」を送付しています。
請求書がお手元に届いた方は、記載された期日までに日本年金機構に届くよう、請求書を返送しましょう。
手続きが完了すると、2カ月に1回、年金生活者支援給付金を受けとれます。
年金生活者支援給付金は、年金生活者の暮らしを支援する目的で創設された制度です。こうした性質上、1回限りではなく、継続して支給されます。
この記事では、年金生活者支援給付金とは具体的にどういう人に、いくら支給されるのか。そして受けとるにはどのような手続きが必要かを解説していきます。
1. 年金にプラスしてもらえる「年金生活者支援給付金」の給付額はいくら?
「年金生活者支援給付金」は、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準に満たない場合に受け取れる給付金です。
老齢年金、障害年金、遺族年金のそれぞれの年金に給付金が設けられており、2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。また、給付額は公的年金と同様に、年度ごとに見直しがおこなわれます。
1.1 年金生活者支援給付金「2025年度の給付額」はいくら?
2025年度の「年金生活者支援給付金」の給付額は、前年度より+2.7%引き上げられており、6月支給分の「4・5月分給付金」から増額率が適用されています。
各給付金の2025年度月額は以下の通りです。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
なお、老齢年金生活者支援給付金については、上記を基準額として、保険料納付済期間などをもとに実際の給付金額が計算されます。