4. まとめにかえて
新NISA制度のスタートにより、資産形成への関心はますます高まっています。しかし、焦って投資を始めるのではなく、まずは制度をしっかり理解し、自分に合った運用方法を考えることが大切です。
特に、NISA口座を変更できる期間は9月30日までと限られています。その年に一度でも買い付けを行うと変更できませんが、今すでに口座を持っているものの一度も買い付けしていなくて、手数料や商品ラインナップ、サービス内容など他の金融機関に希望がある場合はこの機会に検討してみましょう。
また、毎月の積立額や運用期間、利回りによって将来の資産は大きく変わります。シミュレーションはあくまで目安ですが、具体的な目標を立てる上で役立つツールです。ただし、投資には必ずリスクがあることを忘れずに。無理のない範囲で、少しずつ資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融庁「NISAを知る」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「NISAの利用状況の推移」
- 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について・NISA口座の利用状況調査(令和7年3月末時点)」
- 金融庁「令和6年以降の NISA 制度について」
野平 大樹