2.2 年金から天引きされる「住民税」
住民税は、1月1日時点に住んでいる自治体に納める税金です。前年中の所得に応じて課税される「所得割」と、一律で課税される「均等割」にて計算されます。
目安として、所得割は所得金額の約10%、均等割は年額で約6万円となります(自治体によって異なるケースがあります)。
2.3 年金から天引きされる「介護保険料」
65歳以上になると、介護保険料を単独で支払うことになります(それまでは健康保険料に上乗せする形で納付)。金額は居住地や所得によって異なります。
一例として、東京都江戸川区では所得段階が19段階設けられており、あてはまる段階に応じた保険料を納めることになります。
なお、要介護認定を受けて介護状態になっても、介護保険料は一生涯支払うことになります。
2.4 年金から天引きされる「国民健康保険料」
国民健康保険に加入する年金生活者の場合、国民健康保険料も年金から天引きされる可能性があります。
国民健康保険料は「医療分」「支援分」「介護分」で構成されており、それぞれ決められた「所得割」と「均等割」で計算されます。
前述のとおり、65歳以上になると介護保険料を切り離して納めることになるため、介護分はなくなります。
お住まいの自治体によって、所得割の税率や均等割額が異なります。