2.3 「お金が貯まる人」の特徴3:先取り貯蓄

そして、効率よく貯蓄をするためのお勧めは、「残った分を貯蓄に回す」ではなく「先取り貯金」をすることです。

お給料が入る日に、自動的に貯蓄に回すように仕組みを作ることで、残ったお金の範囲で生活する習慣が自然と身につき、知らず知らずのうちにお金が貯まっていきます。

日々のちょっとした節約も、「我慢」ではなく「夢に近づく一歩」だと思えるようになり、前向きに資産を育てていくことができるはずです。

2.4 「お金が貯まる人」の特徴4:収入源を増やす

お金を効率的に貯めるには、節約という「守り」と同時に、収入を増やす「攻め」の姿勢も重要です。

攻めの方法として代表的なのが「投資」と「副業」です。投資は、お金に働いてもらう考え方で、「積立投資」などを活用すれば少額からでも始められます。

また副業は、自分のスキルや時間で収入源を作る方法です。特に二人以上世帯で働き方に制約がある場合など、隙間時間を活かせる在宅ワークを探してみるのもお勧めです。

収入源が複数あると、経済的な余裕だけでなく、万が一の際のリスクヘッジになり精神的な安定にも繋がります。

節約で守りを固めつつ、収入を増やす攻めの視点を持つことが、賢い資産形成の鍵と言えるでしょう。

3. まとめ

今回は、単身世帯・二人以上世帯の年代別の平均貯蓄額と中央値の比較と、お金が貯まる人の行動例をご紹介しました。

単身世帯と二人以上世帯では、生活のスタイルも異なるため、貯蓄額は単純に二倍にならないのが現状です。

しかし、大切なのは他の世帯と比較することではなく、現状を把握し、自分に必要な貯蓄額を把握することです。

まずは「収支の確認」から始める、具体的な「目標を立てる」、収入から「先取り貯蓄をする」あるいは少額から「収入を増やす」ことなどを意識してみてください。

一つずつは小さな行動であっても、その積み重ねが、将来の安心へと着実につながっていきます。

参考資料

斎藤 彩菜