4. 制度の見逃しを防ぎ、公的支援を活用しよう
年金生活者や働くシニアを対象とした支援制度は、近年ますます充実してきています。
ただし多くの制度は「申請しなければ受け取れない」仕組みになっているため、制度の存在を知らなかったり、手続きを怠ったりすると、本来受け取れるはずの給付を逃してしまう恐れがあります。
また、国の制度だけでなく、地方自治体が独自に実施している給付金や助成も数多くあり、支給条件や対象範囲は自治体ごとに異なります。
特に年金の上乗せ給付や再就職を支援する制度は、情報不足によって利用できないケースが目立ちます。
そのため、まずは自分や家族がどの制度の対象になり得るかを確認することが大切です。国の公式情報に加え、お住まいの自治体のホームページや広報を定期的にチェックし、要件を満たしている場合は速やかに申請手続きを行いましょう。
参考資料
- 厚生労働省「離職されたみなさまへ」
- 厚生労働省「Q&A~高年齢雇用継続給付~」
- 厚生労働省「「高年齢雇用継続基本給付金」 「高年齢再就職給付金」」
- 厚生労働省「再就職手当について」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
加藤 聖人