3. 【貯蓄額を増やしたい】保険の見直しが必要な人の特徴2選

貯蓄額を増やすために支出を見直す人もいることでしょう。ここからは20歳~50歳の現役世代で、保険の見直しが必要な人の特徴についてご紹介します。

3.1 古い保険をそのままにしている人

若い頃に加入した保険を長くそのままにしている人は要注意です。

医療や治療方法は日々進歩しており、新しい保険では最新の治療や先進医療が対象に含まれることもあります。古い契約のままでは、十分な保障を受けられない可能性があるため、40代・50代を迎えたら必ずチェックしましょう。

3.2 ライフイベントに変化があった人

現役世代はライフイベントの変化により、必要な保障が大きく変化します。

特に40代・50代は、子どもの独立や教育費のピーク、住宅ローン、役職の変化、定年退職の準備など、家計の大きな変化が続く年代です。

収入や支出のバランスが変われば、必要な保障範囲も変わります。「過剰な保障で保険料を払いすぎていないか」「逆に不足している保障はないか」を整理して、自分の今の暮らしに合った形に整えましょう。

4. 貯蓄額を増やしたいなら、家計の見直しから

貯蓄を増やすには、いまの家計の現状を正確に把握することが大切です。

特に保険など、毎月決められた支出は特に見直すことで貯蓄額を増やすことにつながります。

保険は加入時のままで、どのような特約がついていたのかも忘れてしまった、という人もいるのではないでしょうか。加入時から10年、20年と経っている場合は、今の保険の方が魅力的に感じることもあるようです。

一度毎月の支出について考えてみるのも良いかもしれません。

参考資料

5.1 【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

5.2 【ご参考】年間収入とは

総務省統計局の「家計調査」における「年間収入」とは、世帯全体の過去1年間の収入(税込み収入)です。以下1~6の収入の合計金額となっています。
1. 勤め先収入(定期収入、賞与等)
2. 営業年間利益(原材料費、人件費、営業上の諸経費等を除く。)
3. 内職年間収入(材料費等を除く。)
4. 公的年金・恩給、農林漁業収入(農機具等の材料費、営業上の諸経費等を除く。)
5. その他の年間収入(預貯金利子、仕送り金、家賃収入等)
6. 現物消費の見積り額

三石 由佳