今日9月1日より、新たに「年金生活者支援給付金」の対象になる人に対して、日本年金機構から緑の封筒が送付されています。
年金生活者支援給付金とは、年金収入等が低い人を支える公的な制度のことで、要件を満たす限りは一生涯受け取れます。今年度は前年度と比べ2.7%増額となりました。
1度限りの給付金ではなく、継続的にもらえる給付金とあって、年に1度のこの時期は申請漏れに特に注意が必要です。
本記事ではそもそも「年金生活者支援給付金」の支給対象となる要件や、請求手続についてわかりやすく解説します。
老齢年金生活者支援給付金は「保険料納付済期間」等でも金額が異なるため、目安となる給付金額例も見ていきましょう。
1. 「年金生活者支援給付金」って何?年金に上乗せで継続支給!
年金生活者支援給付金とは、年金を含めても所得が低い方の生活を支援するために、年金に上乗せして支給される給付金のことです。
1.1 年金生活者支援給付金の財源とは
年金生活者支援給付金の財源には、消費税率引上げ分が充てられてます。
「年金生活者支援給付金の支給に要する費用の財源は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律の施行により増加する消費税の収入を活用して、確保するものとする。」
引用:e-Gov法令検索「年金生活者支援給付金の支給に関する法律」
1.2 年金生活者支援給付金の種類
年金生活者支援給付金には、
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
の3種類があります。受給する年金によって対象者が決まっているため、次章では要件を詳しく見ていきましょう。