現在のスマートフォンの通信プランは提携するサービスの特典などの差はあるものの、基本的なスペックは似たり寄ったりで、差別化のポイントは以前に比べて少なくなっています。

そんななか、2025年3月に株式会社メルカリが発表した「メルカリモバイル」は、日本で初めて個人間でデータ通信量を売買できる機能を実装。目新しいサービスとして注目を集めました。

8月28日には同サービスから4つの新料金プランと新特典プログラムが発表されました。新料金プランは9月1日から、新得点は10月1日からスタートします。同日に開催された発表会の内容も交えながら、どんな特徴があり、どうお得になるのか、解説します。

メルカリが「メルカリモバイル」の新料金プランと新特典を発表

筆者撮影

1. 【メルカリモバイル/新料金プラン&特典】日本初のギガが売買できるモバイルサービス

メルカリモバイルは、3月4日にスタートしたメルカリのモバイルサービスで、日本で初めて個人間でギガの売買ができることが大きな特徴です。開始当初の料金プランは2GB/月額990円と20GB/2390円の2種類。音声・SMS・データ通信サービスはdocomo回線を利用しています。

メルカリは2025年3月4日にメルカリモバイルを開始

出所:株式会社メルカリ

発表会で同社の永沢岳志・執行役員CEO Fintech 兼 MVNO事業責任者は、同サービス開発の背景として、物価高が続く昨今において、スマホが家計の大きな負担になっている状況を挙げました。

株式会社メルカリ 永沢岳志・執行役員CEO Fintech 兼 MVNO事業責任者

筆者撮影

総務省が25年6月に発表している「通信市場・端末市場の動向」に関する調査によると、10万円以上の高価格帯のスマホを購入する人は20年3~4Qから24年1~3Qで2倍以上に増えているそうです。

一方、リユーススマホの販売台数も年々伸びており、スマホは必要だけれども少しでも節約したいという消費者の心理が浮き彫りになりました。メルカリモバイルはそうした悩みを解消するために、通信プランを無駄なくお得にする選択肢としてリリースされました。

サービス開始からもうすぐ半年を迎えますが、契約者はサービスの強みをしっかり生かしているようです。永沢氏は「6月単月の実績として契約者の2人に1人がギガ取引経験がある」というデータを紹介。ギガを売買するという行動は受け入れられ始めているとしました。

売買されるギガ単価は需要と供給のバランスで変動しますが、平均は80円/GBで、一般的なキャリアが設定している1GBあたりの追加料金を大きく下回り、個人間取引による優位も明確になっています。

ギガ取引を経験したメルカリモバイルユーザーの声

出所:株式会社メルカリ