3. 老後にはお金がかかる!現役世代の間に貯蓄を始めてみよう
60歳代の貯蓄事情は個人差が見られました。貯蓄が十分な世帯もあれば、貯蓄ゼロという世帯もあり、個人差があるため平均額だけでは傾向を見ることができないのが現状です。
ただし、シニア世帯の56.6%は年金以外の収入を得ていることから、年金だけでは暮らせていない世帯も一定数あると考えられます。老後生活では、医療・介護費用や、住宅修繕費などの出費を考慮しておきたいものです。
現役世代はお金がかかる時期も多くあるため、現役世代の方の中には、「今は貯蓄をする余裕がない」という方もいると思います。
まずは、月々の固定費から削減できるものを探したり、少しずつ積み立てをしてみたりと、自分のできることから始めてみてはいかがでしょうか。
ゆくゆくは老後に向けて貯蓄をしていけるよう、自分のマネープランについて考えてみてください。
参考資料
石川 晴香
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元銀行員
明治学院大学卒業後、株式会社常陽銀行に入行。公共債、投資信託、外貨預金、生命保険、金融商品仲介などの販売を通じて、個人顧客向けに資産運用提案業務に従事。特に投資信託、保険商品の新規提案を得意とし、投資初心者にも分かりやすい丁寧な提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
金融投資メディアでの執筆・編集を経験したのち、2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年7月7日更新)