3.3 後期高齢者医療の保険料一覧

  • 全国:5673円
  • 北海道:6325円
  • 青森県:5415円
  • 岩手県:4808円
  • 宮城県:5216円
  • 秋田県:5042円
  • 山形県:5283円
  • 福島県:5056円
  • 茨城県:5358円
  • 栃木県:4991円
  • 群馬県:5567円
  • 埼玉県:5067円
  • 千葉県:5008円
  • 東京都:5355円
  • 神奈川県:5440円
  • 新潟県:4850円
  • 富山県:5033円
  • 石川県:5573円
  • 福井県:5458円
  • 山梨県:6003円
  • 長野県:5156円
  • 岐阜県:5400円
  • 静岡県:5275円
  • 愛知県:6117円
  • 三重県:5475円
  • 滋賀県:5371円
  • 京都府:6180円
  • 大阪府:6495円
  • 兵庫県:6134円
  • 奈良県:5833円
  • 和歌山県:6125円
  • 鳥取県:5892円
  • 島根県:5618円
  • 岡山県:5758円
  • 広島県:5438円
  • 山口県:6408円
  • 徳島県:6033円
  • 香川県:5892円
  • 愛媛県:5719円
  • 高知県:6100円
  • 福岡県:6641円
  • 佐賀県:6250円
  • 長崎県:5792円
  • 熊本県:6259円
  • 大分県:6509円
  • 宮崎県:5675円
  • 鹿児島県:6592円
  • 沖縄県:6410円

同じ収入であっても、都道府県によって異なることがわかります。実際には、家族構成や世帯主が誰なのかによっても異なります。

4. まとめにかえて

後期高齢者医療制度の保険料収納率は、全国平均で99.51%という高い水準にまで達しています。

一方で滞納している人もいること、そして滞納率は都道府県によって異なることもわかりました。単なる「納付忘れ」ではなく、生活が苦しい中でどうしても納められないということもあるでしょう。

原則として75歳以上の後期高齢者が加入するという性質上、年金収入の減少・長期療養による医療費の増加・家族の介護費用の増加・物価高騰による生活費の圧迫などの要因が考えられます。

制度を運営するためには財源の確保も重要ですが、一方で生活困窮者への配慮も求められます。差し押さえなどの強硬な手段は、よほどの悪質な滞納者にしか踏み切れないのが現状なのです。

各自治体では、納付相談や分割納付の提案、減免制度の案内なども行っています。支払いが苦しいという方は、そのまま放置せずに必ず相談するようにしましょう。

参考資料

太田 彩子