4. 翌年の秋も美しい花を咲かせる!秋植え植物の管理「4つのコツ」

秋植え多年草や球根植物の管理のコツをお伝えします

ピンク色の花を咲かせている、シュウメイギク

Natalia Greeske/shutterstock.com

4.1 冬の寒さ対策

秋植えの多年草や球根植物は寒さに強いものが多いですが、霜が降りるような寒い地域では、凍結でダメージを受けることがあります。鉢植えは軒下などに移動し、地植えの場合は株元をワラやバークチップなどでおおい、霜よけをすると安心です。

4.2 夏の暑さ対策

とくに球根植物は、夏の高温多湿で蒸れて腐ってしまうことがあるため、風通しのよい場所に植えることが重要です。マルチングで地温の上昇を抑え、鉢植えは日陰に移動しましょう。

4.3 水やりを忘れずに

秋に植え付けた植物は、翌年の開花に向けて根を張っていきます。この時期に水切れを起こすと、その後の成長に影響が出るため、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。ただし水のやりすぎは根腐れにつながるので注意が必要です。

4.4 植えた場所を忘れないこと

秋に植え付けた後、冬の間に地上部が枯れてしまう植物も多くあります。どこに植えたか分からなくなってしまい、誤って掘り起こしたり別の植物を植えたりしないように、植えた場所にネームプレートを立てておくとよいでしょう。

5. 翌年の秋が待ち遠しい、スローライフガーデニング

秋に植えておくと、晩秋~冬にかけて球根や根がじっくりと力を蓄え、翌年の秋に再び美しい姿を見せてくれる多年草や球根植物たち。植えっぱなしにできるため、忙しい方や初心者にもピッタリです。

今から苗や球根を植えて、翌年秋の開花まで植物の成長をじっくりと見守る、そんなスローライフガーデニングを楽しんでみませんか。