10月に入り、朝晩の空気がひんやりと感じられるようになりました。年末に向けて家計や将来設計を見直す人も増えるこの季節、「自分は老後にどのくらいの年金をもらえるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造で成り立っています。次回支給日は10月15日(水)となっていますが、実際の受給額には職業や加入期間などによって大きな差があります。

本記事では、年金制度の基本をおさらいしつつ、最新データから厚生年金で「月額15万円以上」を受け取っている人の割合をわかりやすく解説します。

将来の生活設計を考えるうえでの参考になる情報をお届けします。

1. 最新の平均寿命は「男性が81.09年」「女性が87.13年」

2025年7月25日に厚生労働省が公表した「令和6年簡易生命表の概況」によると、最新の平均寿命は男性が81.09年、女性が87.13年でした。

また、平均寿命の長期的な推移を見ると、男女ともに着実に延びています。

長い老後を安心して過ごすためには、現役時代からの計画的な貯蓄や資産形成、そして公的年金制度を正しく理解することが大切です。