少しずつ秋らしい陽気になってきた10月、朝晩は少し肌寒く感じるほどですね。そんな10月は今年5回目となる年金支給日が10月15日(水)に予定されています。10月の後は12月の支給日で2025年の支給は終わりとなります。
人によって受給額は変わってくるのは、年金が加入対象となる人や保険料の決まり方などに大きく影響されるからなんです。日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2つから構成されているため、下の体系図のような「2階建て」構造と呼ばれています。
出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成
今回は、年齢別の年金一覧表で、今のシニア世代が受け取る「国民年金・厚生年金」の平均月額についてみていきましょう。みんなのもらえる平均を把握、ご自身の年金額を見つめなおし、今後の資金計画に役立ててみてはいかがでしょうか。では、さっそく年金一覧表を見ていきましょう。
1. 【年金一覧表】厚生年金、60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上の平均月額
今のシニア層が実際に受け取れる年金額はいくらくらいなのでしょうか。
厚生労働省年金局が発表した「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、年齢ごとの平均年金月額を一覧形式で見てみましょう。
はじめに厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額を確認します。
1.1 【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金一覧表
- 60歳:厚生年金9万6492円
- 61歳:厚生年金10万317円
- 62歳:厚生年金6万3244円
- 63歳:厚生年金6万5313円
- 64歳:厚生年金8万1700円
- 65歳:厚生年金14万5876円
- 66歳:厚生年金14万8285円
- 67歳:厚生年金14万9205円
- 68歳:厚生年金14万7862円
- 69歳:厚生年金14万5960円
※65歳未満の厚生年金受給者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している方も含む。
1.2 【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金一覧表
- 70歳:厚生年金14万4773円
- 71歳:厚生年金14万3521円
- 72歳:厚生年金14万2248円
- 73歳:厚生年金14万4251円
- 74歳:厚生年金14万7684円
- 75歳:厚生年金14万7455円
- 76歳:厚生年金14万7152円
- 77歳:厚生年金14万7070円
- 78歳:厚生年金14万9232円
- 79歳:厚生年金14万9883円