4. 今後のお金の使い方で意識したいこと
最後に、「今後のお金の使い方で意識したいこと」として最も多かった回答は「貯蓄・節約」でした。
ほぼ同数で「投資・資産運用」と続きます。
収入を変えるのは簡単なことではありませんが、限られた収入のなかでも将来に向けて貯蓄を行いたいと考える人が多いことがわかります。
経済格差から経験格差へつながる懸念もある中、多くの人は支出の優先順位を見極め、貯蓄に向き合っているとも言えるでしょう。
5. まとめにかえて
年代別の貯蓄額と、消費行動によって感じる経済格差について見ていきました。
貯蓄額は「ある人・ない人」の格差が大きく、平均だけでは実情がつかみづらいものです。
それでも多くの人は支出の優先順位を工夫し、貯蓄に前向きに取り組んでいることもわかりました。
「いくらあったら安心か」は人によって異なるものですが、目標を明確にすることで行動を変えることはできます。
まずは現状を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」
- 株式会社VALUE FIRST「【男女400名が回答】消費行動によって感じる経済格差についてのアンケート」
- 株式会社VALUE FIRST
太田 彩子