物価高が進む中において、なかなか貯蓄が進まないことに悩む方は少なくありません。今より貯蓄を増やすには、支出を減らしたり収入を増やしたり工夫が必要です。

収支のバランスがカギとなりますが、他の人のお金事情も気になるものです。

株式会社VALUE FIRSTが2025年8月19日に公表したアンケート結果によると、10歳代から60歳代以上の男女400名の本音として、「日々の消費行動を通じて、経済的な制約や限られた選択肢の中で暮らしている」という実態がわかりました。

年代別の平均貯蓄額とともに、消費行動によって感じる経済格差についてみていきましょう。

1. 【20歳代~70歳代】貯蓄の平均額はいくら?

貯蓄額は世帯の状況や収入、居住地などさまざまな要因に影響を受けるため、一概に適切な金額はいくらといえません。

それでも気になるのがみんなの平均的な貯蓄です。確かに、自分の貯蓄状況が同世代に比べて高いのか低いのか気になることはありますね。

金融経済教育推進機構では、各世代別の金融資産保有平均額について調査・公開しています。

こちらの資料をもとに、まずは貯蓄の実態を見ていきましょう。

※同資料における金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。