1.5 NG行動5:流行や衝動に流されてお金を使ってしまう
「お金が貯まりにくい人」に共通して見られるのが、流行や周囲の意見に流されやすく、つい衝動買いをしてしまう点です。
「最新」や「トレンド」といった言葉に惹かれ、必要性を十分に考えないまま購入してしまうことも少なくありません。
一方で、堅実にお金を管理できる人は、自分の価値観や生活スタイルに合ったものを冷静に選びます。
「みんなが持っているから」「今だけ安いから」といった理由ではなく、本当に必要かどうかを見極めて判断しているのです。
好奇心を持つこと自体は悪いことではありませんが、貯金を増やしたいのであれば、「これは本当に必要なのか?」と一度立ち止まって考える習慣を持つことが大切です。
1.6 NG行動6:「そのうち」「今度」「いつか」と先延ばしにしてしまう
「お金が貯まりにくい人」には、お金に関する重要なことを後回しにしてしまう傾向があります。
- お金を貯めるために家計を見直そう→キリ良く来月から
- お金を増やすために投資について学ぼう→週末に本屋で良い本を探そう
「今度やろう」と先送りするうちに、その決意自体を忘れてしまうことも少なくありません。
特に「まだ若いから」「今は余裕がないから」といった理由で先延ばしを続けていると、それが習慣化してしまう可能性があります。
一方、貯金ができる人は「できることからすぐ行動する」特徴があります。
たとえば、給料日に自動的に一定額を貯蓄へ回したり、ボーナスの一部をNISAに投資するなど、工夫を仕組みとして取り入れています。
こうした取り組みができる人は、資産形成において「時間」を最大の味方につけられることを理解しているのでしょう。
以上、お金が貯まらない人に共通するNG行動を6つ取り上げました。
一つひとつは小さな行動に見えても、積み重ねることで将来に大きな差となるため、心当たりがある方は、まず身近なことから取り組んでみてください。
最後に、20〜70歳代までの年代別、さらに単身世帯・二人以上世帯ごとの貯蓄額データを確認していきましょう。