恥ずかしくてとても人には言えないけれど、「実は貯金が全くない」という人、意外といるんじゃないでしょうか?
実は、金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成29年)」によると、二人以上世帯の14.1%が「銀行等の預貯金口座、または証券会社等の口座に残高がない」と回答しています。この数字は、「口座は保有しているが、現在残高はない」もしくは「口座を保有していない」と回答した世帯の合計です。
また、世代別に見ると、20代の金融資産非保有割合は35.6%、30代の金融資産非保有割合は33.7%。いわば”貯金ゼロ世帯”が3割以上存在しています。
将来を考えると、蓄えがゼロというのは大きな不安要素ですよね。ただ、貯金はある日突然できるものではなく、それまでの習慣を改めて、お金が貯まる生活に変えなければなりません。今回は貯金ができない人の特徴と、どうやったら貯金体質になれるのかを紹介します。
衝動的に買い物をしてしまう
貯金ができない人の特徴の一つに、後先を考えずに衝動買いをしてしまうことがあります。たとえ金額が小さなものでも、積み重なると大きな額になりますし、特に危険なのが身の丈に合っていない高額なブランド品などを購入してしまうケース。
周りに良く見られたい、自分の欲を満たしたいなど色々な理由があると思いますが、購入したことで生活費がキツキツになってしまっては、本当に高級ブランドに見合った生活をしているのか疑問ですよね。
給与から生活費を差し引いて、貯金に回せるだけの余裕がないのであれば適正な買い物とは言えません。値がはるものが欲しい時は、自分の給与水準に合っているのかを良く考えて、即決せずに何日か検討して本当に必要だと思えれば買うなど、購入パターンを変えましょう。
月々の生活費を把握していない
月々の生活費を把握しておらず、計画的にお金を使わなければ、あっという間にお金はなくなってしまいます。特に毎月給料日前はカツカツで、クレジットカード払いに頼っているような人は今すぐ習慣を改める必要があります。
給与から家賃・光熱費・通信料などの固定費を差し引いた額が月々に自由に使えるお金になるので、せめてそこだけはチェックするようにしましょう。その差し引いた額は変動費といいますが、そこから食費・交際費・被服費などに使います。
貯金が苦手な場合は月に1万円でも良いので、貯金する習慣をつけるために、固定費と共に貯金分は手をつけないようにして、固定費と貯金分以外から変動費を捻出するようにしましょう。