2. 「年金額改定通知書・年金振込通知書」はどこを確認すればいい?
年金受給者には、毎年6月に日本年金機構から「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」が送付されます。
「年金額改定通知書」には、その年度(4月分以降)に支給される年金額が記載されています。
また、多くの高齢者は税金や社会保険料を老齢年金から特別徴収(いわゆる天引き)で納めています。
「年金振込通知書」には、年金から控除される税や社会保険料の内訳と、それを差し引いた後の実際の振込額が記載されています。
2.1 【イメージ画像】「年金振込通知書」は年金からの天引き内容が分かる
老齢年金から天引きされる税や社会保険料
- 介護保険料
- 公的医療保険(国民健康保険・後期高齢者医療制度)の保険料
- 個人住民税および森林環境税
- 所得税および復興特別所得税
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できるのは、あくまで額面上の見込み額にすぎません。
実際の老後の年金では、そこから税金や社会保険料が差し引かれるため、その点をあらかじめ理解しておくことが大切です。