3. 年金生活者支援給付金の請求書が届くのはどんな人?

9月に年金生活者支援給付金の請求書が届く人は「今年度から新たに給付対象となる人」です。具体的には、以下のようなケースが考えられます。

  • 基礎年金を受給中の人
  • 年金以外の収入が減って所得が下がった人
  • 世帯構成が変わった人

基礎年金を受給しており、新たに年金生活者支援給付金の対象となった人には、9月頃から給付金の申請書類が送られます。送られてくるのは、はがき型の書類です。

なお、2025年中に65歳になり、老齢基礎年金の受給を始めた人については、65歳になる3ヵ月前に、公的年金の請求書類とあわせて年金生活者支援給付金の書類が送られてきます。

また、年金以外の収入が減り、所得が下がった人も、9月に年金生活者支援給付金の請求書が届く可能性があります。たとえば「前年まではパートをしていたが、今年は仕事を辞めて年金で生活している」「世帯員が全員退職し、住民税が非課税になった」といった状況であれば、給付対象となる可能性があるでしょう。

世帯構成が変わった人も、年金生活者支援給付金の請求書が届く可能性があります。「課税者の配偶者と離別・死別して住民税非課税世帯になった」「配偶者が老人ホームに入所し住所が変わり世帯が分かれた」といった状況の場合は、要件を満たしていれば給付の対象となるケースがあります。

次章では、9月に給付金の請求書が届く理由を見ていきましょう。