1. 二人以上世帯の「貯蓄額」の実態

まずは、二人以上世帯が現在どのくらいの貯蓄を持っているのか、総務省による「家計調査報告(貯蓄・負債編)」のデータをもとに見ていきましょう。

  • 100万円未満:10.2%
  • 100万円以上1400万円未満:46.4%
  • 1400万円以上1600万円未満:4.5%
  • 1600万円以上1800万円未満:3.0%
  • 1800万円以上2000万円未満:3.0%
  • 2000万円以上2500万円未満:6.7%
  • 2500万円以上3000万円未満:5.1%
  • 3000万円以上4000万円未満:7.2%
  • 4000万円以上:13.9%

【中央値:1099万円】
【平均値:1984万円】

※ここで言う中央値とは、金融資産非保有(貯蓄現在高が「0円」)の世帯を含めた世帯を、貯蓄現在高の低い方から順番に並べたときに、ちょうど中央に位置する世帯の貯蓄現在高を指します。

統計では、二人以上の世帯のうち13.9%、つまりはおおよそ7世帯に1世帯が4000万円以上の貯蓄があるという結果が出ました。