普通の会社でも、能力開発のためにジョブローテーションを行うところがありますよね。それと似たような感覚でいいと思います。ただし、その場合は未経験業種の仕事をするので、プロに求められるような仕事が最初からできるわけではないはずです。このときは報酬よりもスキルを磨くことに重きを置いて、謙虚に働くことが大事です。

また、自分の経験を活かしながら働く場合でも、会社という組織の中で働くのと自分の力だけで働くのとでは大きな差があります。責任感の大きさも違いますし、仕事が行き詰ったりわからなくなったりしたからといって誰か助けてくれる人がそばにいるわけではありません。何でも自分の力で解決していかなくてはならないのです。

その「何とかしようと努力する力」というのは、組織の中でも身につけることができますが、必死さが全く違います。自分で何でも必死にやるようになりますから、色々なことがものすごいスピードで身につくのです。

さらに、経験を活かして活躍するうちに、自分に新しい才覚があることに気がつく瞬間もあるかもしれません。結果を出し続けることができるとクライアントとの信頼関係もできてきて、副業としてやっていることのほかに、新たな分野で「この仕事、やってみない?」という打診が来ることもあるのです。

そういった仕事は本当に自分にとってチャンスなんですよね。「やったことがないから」とあきらめるのではなく、どんどん積極的にチャレンジするようにしましょう。

知り合いや友人が増える

副業を通じて一緒に仕事をした仲間や取引先が増えることもとても大きなメリットです。会社で働いているときと違う業種の人とやりとりしたり、普段接触しないような人と触れ合うことができたりするのも非常に魅力的ですよね。

信頼関係ができてくると、ちょっとした相談事ができるようになったり、アドバイスをもらえるようになって、より自分の成長が加速することもあります。

やはり一緒に仕事をした仲間というのはとても大事で、ツライときも苦しいときも共に乗り越えた絆があったりしますよね。そんな絆を感じられる仲間が、会社という狭い世間を出てもそばにいてくれるというのは本当にありがたいことです。会社の中だけに縛られず、自分の力でビジネスの世界に漕ぎだしていけるところが副業の最大の魅力ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしたか。副業は、まだまだ世間的には「お小遣い稼ぎでしょ」と捉えられがち。確かにお金が稼げることは非常に重要なことです。しかし、お金だけじゃないということも覚えておいてほしいのです。もし、今の生活に少し余裕があるのであれば、副業を始めてみてはいかがでしょうか。

大塚 ちえ