京王電鉄株式会社は、2026年2月1日、小児運賃を「実質無料」にする驚きのキャンペーンを開始しました。
同電鉄はすでに「小児運賃」に対して50%ポイント還元する破格の施策を行っていますが、2月1日〜28日の期間限定で還元率を100%に引き上げます。
なぜ今、ここまで「子ども」を優遇するのでしょうか。キャンペーンの詳細や注意すべき点、SNSの反応と合わせて解説します。
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出所:京王電鉄株式会社
1. 【京王電鉄/小児運賃実質無料】還元されるのは「京王トレインポイント」
今回のキャンペーンで対象となるのは、京王アプリに登録したPASMOで京王線・井の頭線に乗車すると運賃に応じてポイントが貯まるサービス「京王トレインポイント」です。
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出所:京王電鉄株式会社
入会金・年会費は 無料で、「京王アプリ」をダウンロードし、手持ちのPASMO番号を登録するだけで登録することができます。
通常の還元率は大人が運賃の5%、小児が運賃の50%(定期券区間は対象外)。
2月はこの小児運賃の還元率が2倍の100%になるので、後日還元による「実質無料」と盛り上がっています。
2. 【京王電鉄/小児運賃実質無料】対象になるのはPASMOだけ
とてもお得なキャンペーンですが、注意事項もあります。
まず、対象になる交通系ICカードは「PASMO」だけです。
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出所:株式会社パスモ
Suicaは対象外となるため、もしPASMOを持っていない場合は新規発行の上、京王アプリに紐づける必要があります。
本キャンペーンのポイント還元は乗車日から3日後に付与されます。付与上限は最大200ポイント/回と設定されていますが、京王線の小児運賃の最高額はきっぷで210円、ICカードで204円なので、そこまで気にする必要はありません。
月間でも1万ポイントという上限がありますが、こちらも最長距離区間で50回乗って到達するラインなので、基本的に無視して問題ないでしょう。
3. 【京王電鉄/小児運賃実質無料】なぜここまで「子ども」を優遇?
破格のキャンペーンの背景には、各電鉄の「子育てしやすい沿線」を巡る競争があります。
現在、テレワークなどが定着したことを受け、住まい選びの優先度として「子育て環境」が急上昇しています。
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yamasan0708/shutterstock.com
電鉄の小児運賃優遇の火付け役といえるのが、22年に「小児一律50円」を打ち出した小田急電鉄です。近隣のライバルである京王電鉄も沿線住民が流出するため、さまざまな対抗策を講じています。
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出所:小田急電鉄株式会社
鉄道ビジネスにおいて、もっとも安定した収益源は「通学・通勤定期」です。各電鉄はこれから先も自社の沿線で生活してもらうために、10年、20年先を見据えて、子どもに先行投資しているのです。
今回のキャンペーン適用の前提となる「アプリ登録」も、ユーザーデータを獲得するという狙いがあります。各電鉄はポイント経済圏による囲い込みにも注力しており、グループ全体でそのデータを役立てようとしています。
4. 【京王電鉄/小児運賃実質無料】「小児運賃が実質無料は神!」「Suica派は気をつけないと…」
今回のニュースを受け、SNSでは
- 「小児運賃が実質無料は神!」
- 「子育て世帯にはありがたすぎる」
など歓迎する声が挙がっています。
京王線沿線はサンリオピューロランドや多摩動物公園などがあるため、「子どもを連れていくお出かけスポットのハードルが下がる」という投稿も見受けられました。
一方でやはり「PASMO限定」という縛りを気にしている人も多い様子。
- 「Suica派は気をつけないと…」
- 「お得だけど、アプリ登録するのは面倒くさい」
といった反応もありました。
また、2月の期間限定キャンペーンとなるため、「春休みまで使えたら最高だった」といった声も聞かれました。
26年春の鉄道は記録的な運賃改定ラッシュが予定されており、「大人料金を値上げする分、子どもはより使いやすく」という動きは、他の電鉄でも見られます。
西武鉄道も3月14日から小児IC運賃を一律50円に設定する予定で、さらに月額1000円で西武線全線が乗り放題になる「こども全線定期券」という新制度も導入します。子どもを優遇する各電鉄の取り組みに、今後も注目です。
参考資料
- 京王電鉄株式会社
- 京王電鉄株式会社リリース「「京王トレインポイント」特別施策 小児運賃100%ポイント還元キャンペーンを2月1日(日)から実施します」
- 小田急電鉄株式会社リリース「3月12日、小児IC運賃等の低廉化をスタートします」
LIMOトレンド部