7. 医療費にどう備える?考えるための3つの視点
高齢になるにつれて病気やケガのリスクが高まり、入院や治療が長引くことも少なくありません。
そのとき「医療費をどうまかなうか」は誰もが考えておきたい課題です。
備え方を考えるときの視点としては、例えば次のようなものがあります。
- 手元資金で対応できるか
貯蓄や年金収入で、ある程度の医療費をまかなえる余裕があるかどうかを確認しましょう。長期の治療や持病との付き合いを考慮することも大切です。
- どんな治療を受けたいか
公的保険がカバーする範囲で十分と考えるか、先進医療や自由診療など選択肢を広げたいかで必要な備えは変わります。
- 家計への影響を抑えられるか
医療費が長期化しても、日常の生活費に大きな影響が出ないかどうかも判断材料になります。
最終的にどのように備えるかは、人それぞれの状況や価値観によって異なります。
自分に合った形を見つけるために、一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「第3 家計調査の貯蓄・負債編の見方」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果の概要-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和6年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
三石 由佳