5. 【2025年度】国民健康保険料の目安額

最後に、2025年度における国民健康保険料の目安額を紹介します。自治体によって保険料率等が異なるため、詳しくはお住まいの自治体ホームページなどで試算してみましょう。

ここでは世田谷区の例を紹介します。

5.1 年間所得400万円世帯の保険料例

年間所得が400万円の38歳単身世帯のケースでは、世田谷区における年間保険料が43万5380円となっています。

5.2 夫の年間所得400万円・妻の年間所得180万円世帯の保険料例

続いて夫の年間所得が400万円・妻の年間所得が180万円という世帯のケースでは、世田谷区での年間保険料が80万2985円となりました。

6. まとめにかえて

国民健康保険における保険料について解説しました。税金と異なり、国民健康保険料などの社会保険料では、たとえ所得がゼロでも保険料の納付義務が生じます。

退職した翌年などは、収入が減っても高額な保険料が課されることがあり、支払いが困難になるケースもあるでしょう。

どうしても支払うことが困難という状況であれば、まずはお住まいの市区町村(または特別区)の国民健康保険窓口に相談してみましょう。未納のまま放置すると、延滞金が加算されるため注意が必要です。

また、未申告の場合は適切な軽減が受けられないのでこちらも注意しましょう。確定申告や住民税の申告を行うことで、保険料が軽減されることもあります。

参考資料

太田 彩子