3. 年収を上げるためにやっておきたい3つのこと
業種の変更が難しい場合でも、工夫次第で年収を上げる道は残されています。
まずは自身のスキルや働き方を見直し、前向きに行動することで、収入アップにつなげることが可能です。
それでは、具体的にどのような方法があるのか、いくつか見ていきましょう。
3.1 ポイント1:求められているスキルを磨く
年収を上げるためには、専門的なスキルの習得だけでは不十分です。
特に管理職や上級職を目指す場合には、技術面に加えて、リーダーシップやコミュニケーション力、チームをまとめるマネジメント能力といったスキルが重要になります。
たとえば、上司としての立場にある人であれば、部下の育成や目標達成に向けた指導力などが重視され、これらの能力が評価される場面が増えます。
こうしたスキルを高めることで、社内での信頼が厚くなり、昇進や年収アップにつながる可能性が広がるでしょう。
3.2 ポイント2:資格を取得する
年収を高める手段のひとつとして、資格の取得が挙げられます。
多くの企業では資格に応じた手当を支給しているため、資格を取得することで月々の給与が増える可能性があります。
さらに、資格を保有することで業務の幅が広がり、より高度な業務や責任のあるポジションを任されることにもつながります。
まずは、自分の勤務先において資格取得がどのように評価されているのか、手当制度の有無などを確認し、自身のキャリアアップに役立つ資格を見極めることが重要です。
3.3 ポイント3:副業を始めて収入源を増やす
年収を増やす選択肢として、副業に取り組むことも効果的な方法の一つです。
はじめから大きな収入を得るのは難しいかもしれませんが、本業とのバランスを保ちながら少しずつ取り組むことで、収入源を増やしていくことが可能です。
また、副業を通じて新しいスキルを習得したり、人脈を広げたりすることで、本業にも良い影響をもたらし、最終的に年収アップにつながるケースもあります。
自分の関心や強みを活かせる分野からスタートし、着実にステップアップを目指してみましょう。
4. まとめ
本記事で確認したように職業や働き方によって年収も様々です。
最近は賃上げによって年収が上がった方もいるのではないでしょうか。しかし、物価高が長く続いており、賃上げがあっても悩んでいる方も多いと思います。
物価高対策の一環としてNISA制度を活用するなどして資産運用を始める方が多くなっております。
元本割れのリスクが伴うものの、運用がうまくいけば大きな利益を生み出すことも可能となります。
自分に合った方法で物価高対策を講じていきたいですね。
参考資料
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年4月」
- 株式会社SAMURAI「給与は変わらず、物価は上がる──6割が“収入不安”、でも7割が動かず SAMURAI『物価高時代におけるキャリア選択の実態調査』で明らかに(PRTIMES)」
川勝 隆登