家庭ごとに状況は異なるでしょうが、現役世代でもあるため、支出が減ることで貯蓄に回せる資金をしっかりと運用していきましょう。

また、家庭環境も40代と比べて変わっていることから、これまでの保険内容をみなすことで、保険料なども削減できるかもしれません。

ポートフォリオも老後資金が準備できているのであれば、運用におけるリスクを落としていくのも一つの選択肢です。一方で、老後資金が十分にできていないのであれば、インフローが十分な状況で運用ができる最後の世代ともいえます。iDeCoやNISAの枠外でも投資が必要になるケースも出てくるかもしれません。

伸びる寿命とどう向き合うか

今回は貯蓄が必要になるケースとおすすめの貯蓄方法をご紹介してきました。人生に起きる様々なイベントやアクシデントも含めて、貯蓄を考える必要がありそうです。

老後といっても、定年退職と同時にすべて現預金にするということは必ずしも必要はないでしょう。むしろ、一定の支出はありながらも、運用するという姿勢は必要です。

また、貯蓄が目的となって、人生のストレスを抱えては本末転倒です。自分がしたいことはなにか、どんな生活や人生を歩みたいかという目的に必要な貯蓄を考えるところから始めてみたいものです。

LIMO編集部