昨年12月5日に25日線を割り込むと、この線で上値を押さえられて下落していました。約1か月半ぶりに25日線を回復したことは明るい兆しです。
今後の展開はどうなるでしょうか。日足のチャートはまだ短期的には下降トレンドになっています。ただし、25日線を回復したことから自律反発の動きに期待できそうです。上値めどとしては、目先、意識されやすい21,000円や22,000円あたりになるでしょう。
21,000円は過去にもみ合ったところであり、抜けるのにはパワーがかかりそうですが、いったん抜けてしまえば下値サポートラインになります。その後の22,000円の直前には75日移動平均線もありますので、ここもチェックしたいところです。このあたりを抜ければ、直近の戻り高値である12月3日の高値(22,698円)あたりまでの上昇も見えてきます。
逆に現状から再度2万円を割り込むようであれば、下値めどは、1月4日と7日の間の窓埋めとなる19,655円あたりが意識されやすいでしょう。
まずは今週初、25日線を維持できるかどうかを確認したいところです。ただし、月初から上昇が続いていることから、そろそろ若干の調整があるかもしれません。25日線を割り込んだとしても、2万円台をキープしている限りは、押し目買いを狙ってもいいでしょう。
下原 一晃