2. 専業主婦になりたい人は約2~3割で推移
はじめに確認した通り、博報堂生活総合研究所「生活定点」調査によれば、「今後してみたいことは何ですか」という質問に対して、「専業主婦になりたい」と回答した方の割合の推移は以下のようになっています。
2.1 女性「専業主婦になりたい」と思う人の割合の推移
- 1998年:26.9%
- 2000年:30.5%
- 2002年:33.0%
- 2004年:38.6%
- 2006年:28.0%
- 2008年:28.9%
- 2010年:31.8%
- 2012年:27.5%
- 2014年:28.2%
- 2016年:28.4%
- 2018年:25.8%
- 2020年:28.1%
- 2022年:24.2%
- 2024年:20.0%
上記によると、基本的に2~3割台で推移しています。専業主婦となり家の中を整えたり、家族のサポートをしたりといったことを希望していたり、適性がある人もいるでしょう。
3. 18歳未満の子がいる母で専業主婦は約2割「仕事あり」の内訳は
次に厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」より、18歳未満の子がいる母に視点をあてて、「仕事あり・なし」の割合と内訳を2004年と2024年でみていきます。
3.1 【2004年→2024年】18歳未満の子がいる母の仕事と内訳
- 正規の職員・従業員:16.9%→34.1%
- 非正規の職員・従業員:26.2%→36.7%
- その他:13.6%→10.1%
- 仕事なし:43.3%→19.1%
最も増えたのは「正規の職員・従業員」。2024年で最も多いのは「非正規の職員・従業員」ですが、「正規の職員・従業員」との差は2.6%と小さいです。
最も減少したのは「仕事なし」で、2024年は約2割でした。