8. 【給付金専用ダイヤル】自分は対象者になるのか?不明点は電話で確認しましょう
公的年金のしくみは複雑で、わかりにくい部分が多いと感じる人もいるでしょう。日本年金機構のウェブサイトでは、最新の制度案内や手続き方法などを調べることができます。
年金生活者支援給付金に関する一般的な問い合わせは「給付金専用ダイヤル」で問い合わせが可能です。
問い合わせ時は、相談対象者の基礎年金番号がわかるものを準備してください。また、代理人(二親等以内)の方からの問い合わせの際には、問い合わせをする方の基礎年金番号の準備も必要です。
8.1 年金生活者支援給付金に関する一般的な問い合わせは「給付金専用ダイヤル」で
0570-05-4092(ナビダイヤル)
050で始まる電話でかける場合は (東京)03-5539-2216(一般電話)
受付時間
- 月曜日:午前8時30分から午後7時
- 火曜日から金曜日:午前8時30分から午後5時15分
- 第2土曜日:午前9時30分から午後4時
※ 月曜日が祝日の場合は、翌日以降の開所日初日に午後7時まで
※ 土曜日、日曜日、祝日(第2土曜日を除く)、12月29日から1月3日は利用不可
なお、耳や発声が不自由なため電話による年金相談を行うことが困難な方には、ファクシミリによる年金相談も実施されています。
9. 2025年の年金支給は何月何日?
最後に2025年の年金支給日についてご紹介します。公的年金は年6回、偶数月に2ヵ月分まとめて支給されます。
直近の支給日は8月15日(金)となっています。
2025年の支給日は次のとおりです。
- 12月・1月分:2025年2月14日(金)
- 2月・3月分:2025年4月15日(火)
- 4月・5月分:2025年6月13日(金)
- 6月・7月分:2025年8月15日(金)
- 8月・9月分:2025年10月15日(水)
- 10月・11月分:2025年12月15日(月)
2025年4月分から改定された年金額は、6月13日(金)の支給分から反映されます。
10. 【50代】年金生活までにやっておきたいこと3選
いかがでしたでしょうか。
50代に突入すると、リタイア後の生活に現実味が帯びてくることでしょう。ただ、何から考えたらよいかわからない、と悩む人も多いのではないでしょうか。
最後に年金生活がスタートする前に考えておきたいことを3つご紹介します。
- 現状把握
まず今の生活の収入と支出を洗い出しましょう。そのうえで、年金生活になったらどう収入と支出が変化するのか、具体的な金額まで把握しておけると良いでしょう。
- 目標設定
自分に必要な老後資金がいくらになるのか、計算し、これから年金生活がスタートするまでの間にどのくらい貯めていくのか、目標金額を決めましょう。
- 期間設定
年金生活がスタートするまでの間に、老後資金全額そろえておく必要はありません。仕事を続けるのか、これまでの貯蓄を別の形でふやすのか、60歳、65歳、70歳、と目標金額を決めてみても良いでしょう。
より具体的にやるべきことを知りたいと思う場合は、ぜひ情報収集をしてみることをオススメします。
参考資料
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
- 帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年8月」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求される方の請求手続きの流れ」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金 よくあるご質問(Q&A)」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金」
- 総務省「個人住民税」
三石 由佳