6. 年金生活者支援給付金はいつまでに申請すればいい?【昨年のスケジュール】

新たに年金生活者支援給付金の対象となった場合、9月初旬に「年金生活者支援給付金請求書(はがき)」が届きます。

日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内(令和6年度)」によると、昨年の場合、年金生活者支援給付金請求書は9月30日までに届くように提出するよう、案内されています。

日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内(令和6年度)」

日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内(令和6年度)」

出所:日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内(令和6年度)」

なお、昨年のスケジュールにはなりますが、9月30日までに届くように提出できなかった場合でも、手続きは可能とのこと。ただ昨年は令和7年1月6日までに請求書が届くように送付できなかった場合、請求した月の翌月分からの支払いになるのとこでした。その場合、令和6年10月分~令和7年1月分までの分は受け取れません。

今年のスケジュールについては、詳細の確認が必要ですので、対象なる方は今年について改めて確認をしましょう。

7. できることから計画的に

今回は、年金生活者支援制度の給付額や、老齢年金の平均受給額について見てきました。

年金や所得の水準が一定以下の場合、年金生活支援給付金の対象になる可能性があります。申請書類が届いた人は、忘れずに手続きをしておきましょう。

老後は、限られた年金収入を頼りに、貯蓄を取り崩しながら生活している人も少なくありません。

老後を迎えてから大幅に収入を上げることは難しいため、ある程度の備えを現役世代のうちにしておくことが大切です。

現役世代の方は、「老後なんてまだ先」と安心せず、できることから計画的に資産形成をはじめてみましょう。

参考資料

橋本 優理