8月も後半に入り、まだまだ厳しい暑さが続いています。冷房代や食費などの出費がかさみ、「年金だけで生活していくのは大変だ」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした低年金の方を支えるために設けられているのが、「年金生活者支援給付金」です。

老齢年金や障害年金、遺族年金を受け取っている方のうち、一定の所得基準を満たす場合に利用でき、毎月の年金に上乗せして支給される仕組みになっています。

ただし、この給付金は申請をしなければ受け取れない点に注意が必要です。

本記事では、制度の概要や支給額、対象条件、そして請求の流れについて、わかりやすく整理して解説していきます。

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1. 2019年に給付がはじまった「年金生活者支援給付金」とは

 

2019年に給付が始まった「年金生活者支援給付金」とは、公的年金を含めても所得が一定基準額以下となる人が、年金に上乗せして給付金を受け取ることができる制度です。

受給中の年金により、「老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類に分かれています。