3. 8割が「自転車安全利用五則」を知らない?罰則と基本ルールの認知度ギャップ
2024年11月から施行された自転車運転中の「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」の罰則整備については、85%が知っていると回答し、高い認知度を示しました。
また、2026年4月1日より導入予定の、交通違反に反則金を納付させる「青切符」制度についても61.1%が知っていると答えています。
一方で、自転車を安全に利用するための基本的なルールである「自転車安全利用五則」については、81.3%が「知らない」と回答。基本的な交通ルールの認知度が低いという実態も浮き彫りになりました。
罰則といった自分に及ぶかもしれない影響の話はニュースやSNSですぐ広がりますが、日常で守るべき基本ルールは意外と知られていません。「罰則を避ける」だけでなく「安全を守る」意識へと変えていく必要があるといえるでしょう。
「自転車安全利用五則」とは、以下の五つの原則のことです。この機会に覚えておきましょう。
3.1 警視庁が掲げる「自転車安全利用五則」
- 車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先
- 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
- 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転は禁止
- ヘルメットを着用
次の章では、具体的に強化された自転車運転に関する罰則の内容について確認していきましょう。