【9月ごろ請求書が届く】申請しないと受け取れない「年金生活者支援給付金」とは？対象者・給付額・申請方法をわかりやすく解説【いまどきシニア】みんなの国民年金と厚生年金の「平均月額」も一覧表で確認

4. 【最新】厚生年金・国民年金の平均受給額はいくら？

厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、厚生年金と国民年金の平均月額を見てみましょう。

※厚生年金の金額は、国民年金部分を含む

厚生年金・国民年金の平均月額

基礎年金部分を含めた厚生年金の平均月額は14万6429円となっており、男女間では約6万円の差が見られます。

また、厚生年金の受給額は収入と加入期間に大きく左右されるため、1万円未満～30万円以上と個人差が大きくなります。

公的年金等の収入が一定水準以下の場合「年金生活者支援給付金請求書」が9月頃に届く可能性があるため、確認・申請を忘れずに行いましょう。

年金生活者支援給付金は、一定の所得水準を下回る年金受給者に対して支給される制度です。老齢年金、障害年金、遺族年金の各給付に応じて、対象者や金額、申請のタイミングが異なる点には注意が必要です。

特に、すでに年金を受け取っている方には毎年9月ごろに「はがき型の請求書」が届く仕組みになっており、申請しなければ受け取れない点も押さえておくべきポイントです。

また、2025年度は物価上昇を反映して給付基準額が2.7％引き上げられました。給付金額自体は数千円程度ですが、生活費の足しとして心強い支援となるでしょう。

自分が対象となるかどうかは、年金額や世帯の所得状況によって異なります。届いた書類は見逃さずに内容を確認し、必要があれば忘れずに申請手続きを進めていきましょう。

加藤聖人