3. 30歳代子育て世帯は4つのカテゴリーで家計管理

30歳代の子育て世帯は、子どもの成長にともなう教育費や住宅費、レジャー費用など、さまざまな支出が増えやすい時期です。毎月の生活費に加えて、予期しづらい出費が重なることもあり、計画的な家計管理が重要になります。

そこで、支出を「毎月×固定費・変動費」「不定期×固定費・変動費」の4つのカテゴリーに分けて整理することで、見落としがちな支出も把握しやすくなり、将来への備えにもつながります。

30歳代子育て世帯の支出は4つのカテゴリーに分けて備える!

30歳代子育て世帯の支出は4つのカテゴリーに分けて備える!

筆者作成

  1. 毎月の固定費
    住居費(家賃・住宅ローン)や保険料、通信費、光熱費、学習費、習い事費、サブスク費用など、毎月ほぼ一定で発生する支出です。
  2. 毎月の変動費
    食費や日用品費、交通費、軽微な医療費、衣類費など、月ごとに変動する日常的な支出が含まれます。
  3. 不定期の固定費
    自動車税や保険の年払い、車検費用、入園・入学金や制服代など、時期が限られるが事前に把握しやすい支出です。
  4. 不定期の変動費
    入院や手術費、大型家電の買い替え、旅行・レジャー費、冠婚葬祭、帰省費、引っ越し費用など、突発的に発生する可能性のある支出です。

このように支出内訳を4つのカテゴリーに分けて管理すると、「いつ、何に、いくらお金がかかるのか」が明確になります。そうすることで、いつの間にか支払いが膨らむような事態を防ぎ、将来の大きな教育費にもしっかり備えられるようになります。