5. 【よくあるQ&A】年金生活者支援給付金は「毎年手続きが必要なのか?」
年金生活者支援給付金は、一度請求すれば、支給要件を満たしている限り翌年以降も手続きなしで受け取りが続けられます。
継続の可否は前年の所得を基準に判定され、その結果は毎年10月分(12月支給分)から1年間反映されます。
対象外となった場合には「年金生活者支援給付金不該当通知書」が送付されます。
また、毎年度(4月分以降)の支給額については、6月上旬に届く「年金生活者支援給付金 支給金額(改定)通知書」および「年金生活者支援給付金 振込通知書」で確認できます。
6. 生活費を見直し「物価上昇に備える手段」について考えておきましょう
本記事では、「年金生活者支援給付金制度」について確認してきました。
これからの物価上昇に備え、このような給付金制度については常に関心をもち、積極的に情報収集に努めましょう。
預貯金だけでは物価上昇に備えることが難しい時代になっています。
そのため、家計やライフスタイルに合った方法で、物価上昇に備える手段について考えておくことが大切です。
たとえば、税制優遇制度の新NISAやiDeCoなどを活用しながら、物価上昇に備えられる仕組みを検討するのも1つの選択肢となるでしょう。
日々の生活費や資産全体のバランスを確認することからはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。(2024年4月15日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)