2. 月額「数百円」の負担増?後期高齢者の負担額を確認

政府が見込んでいる「医療保険への上乗せ額」は、2026年度から2028年度にかけて段階的に増やされる予定です。

  • 2026年度:約6000億円
  • 2027年度:約8000億円
  • 2028年度:約1兆円

この支援金は、健康保険組合・協会けんぽ・共済組合・国民健康保険に加入する現役世代に加え、後期高齢者医療制度の加入者も、それぞれの立場で負担を分担する仕組みとなっています。

2.1 【後期高齢者】75歳以上の負担はいくら増える?平均月額は?

【後期高齢者】加入者1人あたりの支援金額(見込額)

【後期高齢者】加入者1人あたりの支援金額(見込額)

出所:こども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室「子ども・子育て支援金制度について」

【後期高齢者】加入者1人あたりの支援金額(見込額)

  • 2026年度:平均月額200円
  • 2027年度:平均月額250円
  • 2028年度:平均月額350円

こども家庭庁の公表資料によると、後期高齢者医療制度に加入している方が負担する支援金は、所得水準によって差がありますが、月額でおおよそ200円から350円程度になると見込まれています。

ただし、実際の金額は保険料率の改定状況などに左右されるため、現時点では確定していません。とはいえ、2026年4月以降は「月に数百円程度が上乗せされる」と考えておくとよいでしょう。