9月に入り、秋の訪れを感じる季節となりました。今年は物価高騰が依然として続いており、日々の生活費に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、将来への漠然とした不安を解消するため、資産形成に関心を抱く方が増えています。特に新NISAは、非課税で効率的な資産形成ができるとあって、多くの人の注目を集めています。
しかし、「投資は難しそう」「まとまったお金がないと始められない」と感じている方もいるかもしれません。
この記事では、新NISAの基本的な仕組みから、具体的なシミュレーションまでを分かりやすく解説していきます。少額からでも始められる新NISAの魅力について、一緒に見ていきましょう。
1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは?
NISA(ニーサ)は、2014年に導入された資産形成支援のための制度で、2024年に改良され「新NISA」として新たなスタートを切りました。
NISAの最大の特徴は、投資によって得た利益が非課税となる点です。
通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用することで、その税金が免除され、得た利益を全額受け取ることが可能になります。
ただし、NISAを利用して投資できる金額や対象商品にはいくつかの制約があります。
1.1 「新NISA」の特徴をおさらい
- 非課税保有期間は無期限
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用OK
- 年間投資枠は、つみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」
- 非課税保有限度額は1800万円(内、成長投資枠1200万円)※枠の再利用可能
- つみたて投資枠の投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」
- 成長投資枠の対象商品は「上場株式・投資信託等」
「投資」と聞くと、一定のまとまった資金が必要だと思われる方も多いかもしれません。
しかし、現在では500円や1000円といった少額から投資できる商品が増え、NISAを活用すれば、投資信託や株式などにも少額で投資が可能です。
2. 50歳から65歳までの15年間で「毎月5万円」を積立投資
本章では、新NISAの積立投資を通じて、資産がどの程度増えるかを、下記の前提条件をもとに想定利回り1~5%でシミュレーションしていきます。
- 50歳から65歳までの15年間で老後資金をつくる
- 積立額は毎月5万円
- 投資信託は「安定的な運用」を重視した1~5%の商品
上記の場合の、シミュレーションの結果は次のとおりです。
2.1 シミュレーション結果:積立投資「毎月5万円」×15年×「年1~5%」の試算評価額は?
想定利回り:資産評価額(元本部分は900万円)
- 年1%:970万6000円
- 年2%:1048万6000円
- 年3%:1134万9000円
- 年4%:1230万5000円
- 年5%:1336万4000円
15年間、毎月5万円を積み立てることで、1000万円以上の資産を形成できる可能性があります。
元本900万円に対して、運用により70万~436万円ほどの増加が期待できる計算です。
ただし、投資にはリスクが伴うことを忘れないようにしましょう。
3. 【積立額別】50歳から65歳までの15年間で「2000万円」作るには
老後に必要な資金は家庭ごとに異なりますが、仮に2000万円を準備するために、50歳から65歳までの15年間で毎月どれくらい積み立てる必要があるのかをシミュレーションしてみましょう。
今回は、年利3%の投資信託に投資する場合のシミュレーション結果を以下に示します。
3.1 シミュレーション結果:積立投資「1~12万円」×15年×「3%」の試算評価額は?
毎月の積立金額:資産評価額
- 1万円:227万円
- 3万円:680万9000円
- 6万円:1361万8000円
- 9万円:2042万8000円
- 12万円:2723万7000円
※想定利回り:年3%
シミュレーションの結果、年利3%で15年間運用を行った場合、毎月9万円を積み立てることで、資産が「2000万円超」に達することが分かりました。
4. まとめ
今回は「NISA」について見てきました。
名前の通り少額から始めることができ、比較的活用しやすい制度ですね。銀行預金だけではなかなか増えていかない今、効率よく将来資金を準備できる手段として取り入れている方も増えてきています。
しかし「NISA」は投資制度です。つまり、さまざまなリスクがあります。場合によっては損をしてしまう可能性もあります。
だからこそなんとなく取り入れるのではなく、しっかりと考えたうえで始めることが大切ですね。




