2.3 宿根フロックス

一度根を張れば毎年開花してくれる「宿根フロックス」

淡いクリーム色やピンク色のクリスマスローズの花

LIMO編集部撮影

3つ目は、小花がたくさん集まった房状の花を咲かせる宿根フロックス。花姿がゴージャスなので、夏の庭の主役として活躍してくれる植物です。

Uさんのお庭の一角で群生するように、たくさんの白い花を咲かせていました。背丈は1mを超えるほど大きく、Uさんが庭づくりをはじめた約20年以上前に植えてから、毎年初夏から秋にかけて花を咲かせているそうです。

ゴージャスな花姿は夏花壇の主役にピッタリ!

淡いクリーム色やピンク色のクリスマスローズの花

LIMO編集部撮影

白いカラー以外にも、ピンクや赤、青や複色など花色が豊富。鉢植えでも庭植えでも育てやすく、花と一緒に甘い香りを楽しむこともできます。また、一度根を張ると、ほとんどお手入れしなくても毎年咲いてくれるのも嬉しいポイント。

フロックスには一年草の品種もあり、こちらは開花時期が春〜初夏。購入時には間違えないようご注意くださいね。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.4 ルリマツリ(プルンパゴ)

夏の庭に涼しさをプラスしてくれる「ルリマツリ(プルンパゴ)」

淡いクリーム色やピンク色のクリスマスローズの花

LIMO編集部撮影

最後に紹介していただいたのは、春〜晩秋に涼しげな花を咲かせるルリマツリ。別名「プルンパゴ」とも呼ばれている半ツル性の常緑低木です。

もともとは地植えしていたけれど、大きくなりすぎたので、3~4年くらい前に鉢植え(10号鉢、直径30cm)に植え替えたそう。その後は花付きが悪くなっていたのですが、今年はひさしぶりにたくさんの花を咲かせたそうです。両手を広げて輪をつくったくらいの大きな株に育っており、たくさんの花を咲かせていましたよ。

甘い芳香が楽しめるのも魅力的

淡いクリーム色やピンク色のクリスマスローズの花

LIMO編集部撮影

写真の青花のほか、白花や紫の花を咲かせるものも。品種にもよりますが、大きく育つタイプは3メートルほどにまで成長するので、支柱を添えながら育てると安心です。

暑さに強い半面、冬の寒さは苦手。福岡に住むUさんのお庭では屋外で越冬しているそうですが、寒冷地で育てるときは鉢で育て、冬がくる前に短く剪定をして室内で越冬させましょう。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

今回は、福岡県の自宅の庭でガーデニングを楽しんでいるUさんが「植えてよかった」と感じている一年草を2つ、宿根草と低木をそれぞれ1つずつ教えていただきました。

今回ご紹介した植物は手間いらずで丈夫ですが、どれも日当たりが良い場所を好みます。日当たりが悪い場所だと花付きが悪くなりますのでご注意ください。

Uさん、ご協力ありがとうございました!