8月15日は年金支給日でした。

2025年度の公的年金が1.9%引き上げられ、厚生年金のモデル年金額は月額23万2784円となりました。年金は2カ月に1回の支給であるため、支給月には約46万5000円が受け取れる計算です。

一方、総務省の家計調査では70歳以上二人以上世帯の月間消費支出は約25万2000円で、年金額を上回る「やや赤字」の状況です。

厚生労働省の調査でも、高齢者世帯の約6割が「生活が苦しい」と回答しており、年金生活では支出を抑える意識が重要になっています。

1. モデル年金額を受給できる夫婦には約46万5000円が支給される

2025年度の公的年金は全体で1.9%の引き上げとなり、モデル年金額は以下のように示されています。

  • 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円
  • 厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額):23万2784円

なお、厚生年金は専業主婦(夫)世帯で、平均的な収入で40年間就業した場合に受け取る年金を想定しています。年金は2カ月に1回支給されるため、モデル年金額を受給できる方には約46万5000円が支給されます。