3. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?

日本のアート市場規模は他国よりも小さい

日本のアート市場規模は他国よりも小さい

LightField Studios/shutterstock.com

ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。

経済産業省が2023年7月に発表した「アートと経済社会について考える研究会 報告書」によると、日本のアート市場規模は、2021年時点で2363億円でした。

世界全体のアート市場規模である7兆円に対してシェアは4%程度と低く、アート市場規模が小さいことがわかりますね。

さらに、日本の芸術家業の一人あたりの平均売上高は年間約280万円だそう。

広告業が3490万円、デザイン業が1210万円であることと比較すると、決して高い水準とはいえず、芸術家一本で生活していくのは簡単ではないことがわかります。

近年、アートには企業の成長や地域活性化といった経済的な価値があることも認められつつあるため、今後はさらなる市場の拡大が期待されています。

いかがでしたでしょうか。今回はXで話題になっている「色鉛筆5本で描いた追浜駅前」をご紹介しました。

参考資料

LIMO編集部