3. 制度開始から24年、増え続ける対象者と利用者数
介護保険制度は2000年に施行されて以来24年が経過し、65歳以上の被保険者数は約1.7倍に増加しています 。それに伴い、要介護(要支援)認定者数も2000年4月末の218万人から2024年4月末には710万人へと約3.3倍に増加しました 。また、サービス利用者数全体も2000年4月末の149万人から2024年4月末には529万人へと約3.6倍に増えています 。
※2000年の開始から今年25年目に入りましたが、最新のデータは2024年度で24年目まで。
このように、介護が必要な人がどんどん増えているなかで、「必要になってから保険料を集める」ような仕組みでは、とても制度を安定して運営することはできません。介護保険は、高齢化が進んで介護が必要な人が増えていくなかで、誰もが安心して介護サービスを受けられるようにするための仕組みです。
そのために、若い世代も含めた多くの人が、年齢に関係なくみんなで少しずつ保険料を出し合って制度を支える財源を安定して確保しています。このしくみによって、将来の介護にかかるお金をみんなで負担し合うことができ、制度を長く続けていけるようにしています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)