3. 制度開始から24年、増え続ける対象者と利用者数

介護保険がはじまって24年「対象者、利用者は増加している」(2000年→2024年)(2000年→2024年)

介護保険がはじまって24年「対象者、利用者は増加している」(2000年→2024年)

出所:厚生労働省老健局「介護保険制度の概要」

介護保険制度は2000年に施行されて以来24年が経過し、65歳以上の被保険者数は約1.7倍に増加しています 。それに伴い、要介護(要支援)認定者数も2000年4月末の218万人から2024年4月末には710万人へと約3.3倍に増加しました 。また、サービス利用者数全体も2000年4月末の149万人から2024年4月末には529万人へと約3.6倍に増えています 。

※2000年の開始から今年25年目に入りましたが、最新のデータは2024年度で24年目まで。

このように、介護が必要な人がどんどん増えているなかで、「必要になってから保険料を集める」ような仕組みでは、とても制度を安定して運営することはできません。介護保険は、高齢化が進んで介護が必要な人が増えていくなかで、誰もが安心して介護サービスを受けられるようにするための仕組みです。

そのために、若い世代も含めた多くの人が、年齢に関係なくみんなで少しずつ保険料を出し合って制度を支える財源を安定して確保しています。このしくみによって、将来の介護にかかるお金をみんなで負担し合うことができ、制度を長く続けていけるようにしています。