夏休みやお盆の連休に合わせて、実家へ帰省する人も多いこの時期。「実家で片付けをしているときに旧姓のままの通帳を見つけた」ということも珍しくありません。
旧姓の通帳は使い続けることができるのでしょうか。
この記事では、古い通帳の取り扱いや休眠預金の仕組みについて解説します。
記事の後半では、休眠預金の引き出し方法についても解説しますので、古い通帳を見つけたときの手続きの参考にしてください。
1. 【古い通帳】旧姓のまま使い続けたい場合は相談が必要
結婚して苗字が変わっている場合、その旨を金融機関に届け出て変更手続きを行う必要があります。戸籍上の名前と通帳の名義が異なっていると、ペイオフなどの際に同一人物とみなされない可能性があるためです。
変更手続きに必要なものは金融機関によって異なりますが、通帳・キャッシュカードと届出印、旧姓と現在の姓が確認できる本人確認書類が求められることが一般的です。
ただし、結婚後も旧姓のまま働き続ける人が増えている現在では、「旧姓で口座を使い続けたい」ということもあるかもしれません。金融機関によっては、旧姓のまま口座を使うことが認められています。
その場合は別途手続きが必要となりますので、金融機関の窓口にて相談してみましょう。