2. 年金生活者支援給付金は申請しないともらえない
公的年金も同様ですが、年金や年金生活者支援給付金は申請しないともらえません。
また、年金生活者支援給付金は、請求した月の翌月分から支給されます。公的年金は請求権が時効消滅する5年以内なら遡って請求できますが、年金生活者支援給付金は遡っての請求はできません。
そのため、年金生活者支援給付金については、請求漏れだけでなく請求遅れにも注意が必要です。
2.1 年金生活者支援給付金を申請するタイミング
年金生活者支援給付金を申請する主なタイミングは次の2つです。
- タイミング①:既に基礎年金を受給している人が所得などの要件を満たした場合
- タイミング②:新たに基礎年金の受給申請をする場合
タイミング①については、日本年金機構は支給要件を確認して該当者に請求書を送付します。請求書に必要事項を記入して郵送すれば、請求手続きは完了です。
タイミング②については、基礎年金の受給申請と同時に年金生活者支援給付金の申請書を提出します。年金事務所等で年金手続きするときは、相談員からの案内に従って請求しましょう。
3. 給付金の申請漏れが発生するケース
前述のタイミング①またはタイミング②で申請手続きすれば、年金生活者支援給付金の申請もれは発生しないはずですが、実際には請求していないケースが散見されます。主なケースを紹介します。
3.1 請求案内の見逃し
前述の通り、既に基礎年金を受給している人が年金生活者支援給付金の支給要件を満たした場合、日本年金機構より請求の案内が来ます。
案内を読まずに捨てたり、暇なときに手続きしようと放置したりした場合、請求漏れで給付金が受け取れなくなります。